S/N比(Signal to Noise ratio)

信号とノイズの比率。高いほど音がよい。単位は[dB]。SN比とも。

示す内容とその呼称

S/N比とは、聞かせたい本来の音声信号の音量レベルから見た聞かせたくない不要な雑音の比率を意味する。

計算とその呼称

本来の信号(Signal)の平均の音量レベルを不要な雑音(Noise)の音量レベルで割ったもの、つまり、(Signal)÷(Noise)の値である。÷という計算は/であらわされる為、(Signal)/(Noise)となり、SignalとNoiseの頭文字をとって、S/N比となる。ノイズの量が小さくなれば分母が小さくなることから、この値が大きければ大きいほど音質がいいということが言える。

一般的な機材のS/N比の値

優秀なマイクロホンのもつSN比は120dB、テープレコーダーで60〜70dB、デジタルレコーダーで90dB位が相場。ただし少なくとも録音する場所(環境)のS/N比が、機器よりも大きくないと、その性能を発揮することはできません。MDのSN比は、専用の録音スタジオレベルの静かな場所と高品位のマイクロフォンでないと本来の価値を発揮しない。