アンプなどから来た電気信号を、振動に変えて発音する機材。SP、ラッパ、スピーカ。(以下、スピーカーと記す)
スピーカーは、再生音域で分類すると以下の種類に分けられる。
名称 仕様 フルレンジスピーカー 中音域を中心に再生。低音、高音についても極力確保 マルチウェイ 得意とする音域に分割して再生するもの
マルチウェイを構成するものとして以下の種類に分けられる
名称 用途 スーパーウーファー(ザブウーファー) 超低音を鳴らす ウーファー 低音を鳴らす スコーカー 中音を鳴らす ツイーター 高音を鳴らす スーパーツイーター 長高音を鳴らす
がある。
組み合わせとして、
組み合わせ名称 組み合わせ 1way フルレンジ 2way ウーファー(中音域までカバーしたもの) + ツイーター 3way ウーファー + スコーカー + ツイーター 4way ウーファー + スコーカー + ツイーター + スーパーツイーター
※サブウーファーが追加されることもある。
スピーカーで音が結構変わるので、ハイクラスのものを買う人が多い。値段はハイクラスになると1000万円にもなるが、それだけのものを使うとなると、それなりの音響技術が必要となり、また、手入れが大変である。
スピーカーにはコンデンサ型、ダイナミック型などなどたくさんの種類がある。今回は代表的なダイナミック型のスピーカの構造を解説する。
基本構造はダイナミック型マイクロフォンと同じで細い金属線を筒状の紙などの軽量の不導体に規則正しく巻いて作ったボイスコイルを、円筒状の永久磁石にかぶせ、接触しないように配置する。この状態で、ボイスコイルに電流を流すとボイスコイルにモーメント(力)が働く。このボイスコイルに、振動板を付けることにより、空気を振動させて、人間の耳に聞こえる音を発生させる。
アンプからスピーカーに接続するのが一般的。比較的安価なスピーカーはフォーンプラグやピンプラグなどを利用して接続するのもあるが、ハイクラスのものだとXLRキャノンプラグ同士を接続するコードやスピーカーコードという専用のコードを使わないといけない。ハイクラスのスピーカーの場合はこのスピーカーコードも高いものを使う。また、接点部分には半田ごてを使って鉛を溶かし込んであげるのが一般的。
- JBL
- BOSE
- ダイアトーン(昔はこれが一番いいといわれた)
- アバンギャルド(執筆者の愛用)
- ONKYO(執筆者の愛用)
- YAMAHA
- TANNOY
- SONY