イコライザー(Equalizer)

特定の周波数帯域を強調したり減少させる。マイクロフォンによるハウリングを防止する事も出来る。

果たす役割

いくつかの周波数帯域ごとにつまみやフェーダーが付いている。それを操作する事によって対応する周波数帯域を強調したり減少できる。その結果、目的の音質(原音に近い音や好みの音など)に補正、音質を平均化する、音像を明確にする、特定の帯域をカットする、スピーカーとマイクロフォンの周波数特性を補正することによりマイクロフォンによるハウリングを防止する事が出来る。

イコライザーの種類

    つまみの数が多いもの(1つのつまみで操作出来る周波数帯域の狭い物)をグラフィックイコライザー、逆につまみの数が少ないものをパラメトリックイコライザーという。また、ミキサーに付いている高音、中音、低音の帯域を補正する物を3バンドイコライザーという。
    ある周波数を基準にそれより下の周波数をカットするものをハイパスフィルター、それより上の周波数をカットする物をローパスフィルター、まとめてフィルター、アイソレーターと呼ぶ。これにより大きな変化を与える事が出来る。

ミキサー内部のイコライザー

オーディオミキサーには小規模なものを除いて音質を調整する簡易イコライザーが付いている。グラフィックイコライザーほど項目がたくさんあるわけではなく、高音、中音、低音の3つのカテゴリーから調整するものが多い。中音が付いていないものもある。

[参考]イコライザを使ったハウリング回避

ハウリングが起こった際にイコライザを調整すれば音の周波数帯が調整できるため、マイクロフォンとの帯域を考えて調整すれば回避可能であるが、ハウリングスピーカーに悪影響なため、すぐに調整して回避しなければならないため、この方法で回避するのは経験が必要となる。詳しくはハウリング項目を参照のこと。